2008年03月07日
大人のプレゼン術
いまやプレゼンテーションはビジネスにおいて大切なスキルのひとつになりました。プレゼンの良し悪しで商談が決まったり、新規取引先開拓の成否などが決定することがよくあります。
プレゼンがうまくできないという方へのお勧めの本がこれ。「未来がひらける自己表現の教科書」というコピーが目を惹きます。
本のタイトル : 大人のプレゼン術
著 者 : 佐々木 直彦
発行所 : PHP研究所
プレゼンがうまくできないという方へのお勧めの本がこれ。「未来がひらける自己表現の教科書」というコピーが目を惹きます。
本のタイトル : 大人のプレゼン術
著 者 : 佐々木 直彦
発行所 : PHP研究所
2008年01月30日
地方崩壊 再生への道はあるか
この本は昨年、日本経済新聞社から出版された本です。この本を読むと北海道・夕張市が財政再建団体となった過程と他の地方自治体への影響や現在の地方自治の問題点などがよく分かります。既に行政サービスという面では地域間格差が拡大しています。水道使用料金で7.3倍、保育料4.7倍、介護保険料2.7倍・・・こんなにも地域間格差があるとは知りませんでした。
たとえば渋谷区では認可保育園の月額料金(所得税30万円の場合)が約1万1千円と安く子育て支援が充実しています。これは東京における少子化という影響もあるようですが、どこに住むかで生活コストが大きく変わってくるのは間違いありません。僕の頭の中では東京は物価が高いという印象があり、地方の方が住みやすいなどと思っていましたが、行政サービスという観点からは東京を中心とする首都圏がもっとも住みやすいという時代にもはやなっているのかも知れません。
地方崩壊 再生への道はあるか 日本経済新聞社 編
たとえば渋谷区では認可保育園の月額料金(所得税30万円の場合)が約1万1千円と安く子育て支援が充実しています。これは東京における少子化という影響もあるようですが、どこに住むかで生活コストが大きく変わってくるのは間違いありません。僕の頭の中では東京は物価が高いという印象があり、地方の方が住みやすいなどと思っていましたが、行政サービスという観点からは東京を中心とする首都圏がもっとも住みやすいという時代にもはやなっているのかも知れません。
地方崩壊 再生への道はあるか 日本経済新聞社 編
2008年01月25日
バブル
久々におすすめ本です。その名も 『バブル』。
田中森一(元特捜検事・弁護士) 聞き手=夏原武(『クロサギ』原作) 発行所:宝島社
田中森一氏は以前にも僕のブログで紹介した、あの『反転』の著者です。ベストセラーにもなりました。その田中森一氏に夏原武氏が聞き手となって対談した内容をまとめた本です。一昨日、東京・浜松町の書店で山積みにされていたのでついつい手にとってしまいました。
バブル・・・日本経済の大きな転機ともなったこの現象は人の心がいかに易きに流れるかを象徴した出来事だったのではないかとこの本を読んで改めて感じた次第です。人の心の中には善の心もあるが逆もある、忘れてはならないことをバブルという時代のノンフィクションの世界を通じて語り手(田中森一氏)が再現しています。
1980年の後半から1990年の前半に日本を襲ったバブルとは一体この国に何を警鐘しようとしていたのか・・・深く考えさせられた一書でした。まさしく Don't remember 『バブル』 です。
田中森一(元特捜検事・弁護士) 聞き手=夏原武(『クロサギ』原作) 発行所:宝島社
田中森一氏は以前にも僕のブログで紹介した、あの『反転』の著者です。ベストセラーにもなりました。その田中森一氏に夏原武氏が聞き手となって対談した内容をまとめた本です。一昨日、東京・浜松町の書店で山積みにされていたのでついつい手にとってしまいました。
バブル・・・日本経済の大きな転機ともなったこの現象は人の心がいかに易きに流れるかを象徴した出来事だったのではないかとこの本を読んで改めて感じた次第です。人の心の中には善の心もあるが逆もある、忘れてはならないことをバブルという時代のノンフィクションの世界を通じて語り手(田中森一氏)が再現しています。
1980年の後半から1990年の前半に日本を襲ったバブルとは一体この国に何を警鐘しようとしていたのか・・・深く考えさせられた一書でした。まさしく Don't remember 『バブル』 です。
2007年12月23日
泣いてしまいました ~手紙
冬の映画スペシャル 『手紙』 を観ました。涙が止まりませんでした。
前にも一度、ブログで紹介しましたが原作は東野圭吾さんです。この本をまだ読んでいない人には是非とも読んでほしいと思う一書です。
人を許すことの難しさ、人を許すことの大切さ、人を許すことの優しさがしみじみと伝わってくる物語です。
前にも一度、ブログで紹介しましたが原作は東野圭吾さんです。この本をまだ読んでいない人には是非とも読んでほしいと思う一書です。
人を許すことの難しさ、人を許すことの大切さ、人を許すことの優しさがしみじみと伝わってくる物語です。
2007年11月29日
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
Paco Muro 著 坂東智子訳 ゴマブックス(株)発行
久々に本の話題です。この本はつい先日コンビニで見つけました。タイトルからはゴルフの本のような気がしますが 『スペインで最も優れたビジネス書』(※表紙に書いていました) です。13の短編から構成されていますが簡潔で分かりやすく、ためになります。
勝利は運とは関係ない。
すべてのステップが正しく実行されれば、
最後はありがたい結果が待っている。
この言葉は本のタイトルになっている短編の中に出てくる言葉です。分かりやすいたとえ話を用いて、成功するための大切なポイントが書かれていて全部読んでも1時間とかかりませんから、忙しい方にもおすすめの本です。
2007年11月09日
相性事典
週末の金曜日ですので、少しやわらかいお話を・・・。【相性事典】という本があります。
この本の面白いところは、占いではなく事典となっているところです。百科事典の”事典”ですね。まわりの人との相性をいくつか索引してみたのですが、これが結構当たっている感じなのです。誕生日で相手との相性を見るのですが、相性の【長所】、【短所】、【ベストな組み合わせ】、【ワーストな組み合わせ】などがひと目で分かるようになっています。例えば二人の相性のベストは”上司と部下”でワーストは”友達”などと表現されています。
まぁこの世の中、いろいろな人と付き合わないといけないわけで、事前にこれから合う相手との相性の長所、短所が分かっていると楽なことは楽なのでしょうけれども・・・。
ちなみの誕生日事典というのも同じ著者が執筆しています。これも結構当たっている気がします。
ゲイリー・ゴールドシュナイダー + ユースト・エルファーズ 著
発行所 角川書店
この本の面白いところは、占いではなく事典となっているところです。百科事典の”事典”ですね。まわりの人との相性をいくつか索引してみたのですが、これが結構当たっている感じなのです。誕生日で相手との相性を見るのですが、相性の【長所】、【短所】、【ベストな組み合わせ】、【ワーストな組み合わせ】などがひと目で分かるようになっています。例えば二人の相性のベストは”上司と部下”でワーストは”友達”などと表現されています。
まぁこの世の中、いろいろな人と付き合わないといけないわけで、事前にこれから合う相手との相性の長所、短所が分かっていると楽なことは楽なのでしょうけれども・・・。
ちなみの誕生日事典というのも同じ著者が執筆しています。これも結構当たっている気がします。
ゲイリー・ゴールドシュナイダー + ユースト・エルファーズ 著
発行所 角川書店
2007年09月10日
手紙
読書の秋です。さて今年の秋はどんな本に出会えるのでしょうか。今からわくわくします。
最近は二日に一冊くらいのペースで本を読んでいます。面白いなと思った本をおすすめの本として紹介しているのですが、僕のブログ読者で本選びの参考にされている方もいるようで恐縮しています。
東野j圭吾さんの『手紙』は印象に残る本です。
犯罪は犯した人も罪を受けますが、その家族もそして被害者の家族も一生苦しむものだということがこの本を読んで良く分かります。東野圭吾さんといえばミステリー小説を連想させますが、この『手紙』はジャンル的には少し違う印象です。
この本を読んで人に言えない悩みを抱えている人は多いんだなと改めて感じた次第です。
最近は二日に一冊くらいのペースで本を読んでいます。面白いなと思った本をおすすめの本として紹介しているのですが、僕のブログ読者で本選びの参考にされている方もいるようで恐縮しています。
東野j圭吾さんの『手紙』は印象に残る本です。
犯罪は犯した人も罪を受けますが、その家族もそして被害者の家族も一生苦しむものだということがこの本を読んで良く分かります。東野圭吾さんといえばミステリー小説を連想させますが、この『手紙』はジャンル的には少し違う印象です。
この本を読んで人に言えない悩みを抱えている人は多いんだなと改めて感じた次第です。
2007年09月07日
娘に贈る12の言葉
ノリ (※本城武則さん 本城式英会話校長) から頂戴した本です。
「ウィッキー(僕のニックネーム)、この本面白いよ」
早速、新大阪から博多へ向かう新幹線の中で読ませていただきました。
ジム・ロジャーズ 著 林 康史監訳 日本経済新聞出版社
ジム・ロジャーズ氏は投資の世界では知らない人がいないほど有名な方です。
『愛する娘よ、人生と投資で成功するために、君に伝えておきたいことがある』 で始まる本書は投資の世界の事だけではなく、ものの見方や考え方、歴史観、世界観そして成功するための生き方などを教えてくれます。
この本を若いうちに読んだ方は幸福な方でしょう。いや僕も今からでも遅くはないと、この本を読んで世界を旅してみたくなりました。
「ウィッキー(僕のニックネーム)、この本面白いよ」
早速、新大阪から博多へ向かう新幹線の中で読ませていただきました。
ジム・ロジャーズ 著 林 康史監訳 日本経済新聞出版社
ジム・ロジャーズ氏は投資の世界では知らない人がいないほど有名な方です。
『愛する娘よ、人生と投資で成功するために、君に伝えておきたいことがある』 で始まる本書は投資の世界の事だけではなく、ものの見方や考え方、歴史観、世界観そして成功するための生き方などを教えてくれます。
この本を若いうちに読んだ方は幸福な方でしょう。いや僕も今からでも遅くはないと、この本を読んで世界を旅してみたくなりました。
2007年08月24日
「花の回廊」 発刊
流転の海・第5部、「花の回廊(はなのかいろう)」 がついに発刊されました。この日をどれだけ待ったことか。この本を書店で見つけたときには胸が締め付けられるような気持ちになりました。やっと流転の海を読み終えることができると・・・。
宮本輝 著 新潮社 刊行
それにしても、流転の海の執筆が始まってから、かれこれ25年の歳月がたっています。この物語を最後まで読み終えることは僕の人生の目標のひとつにもなっていましたから、それはもう今回の花の回廊の発刊は楽しみにしていました。
ところが流転の海が第5部で完結するというのは僕の思い違いで、あとがきによると第6部の執筆があるとのこと。一体、宮本輝さんはどこまでこの物語を書き続けていくつもりなのでしょう。宮本輝さんが35歳のときに書き始めて現在60歳、5年に1冊のペースで発刊されていますから次回の流転の海・第6部の発刊は5年後の2012年頃ということが予想されます。
嬉しいような悲しいような、そして悔しいような・・・とても複雑な気持ちです。それでも花の回廊を読み終えて、またひとつ新しい目標が出来たことに気付いたとき、この物語に出会えて良かったと感謝している自分を見つけました。
宮本輝 著 新潮社 刊行
それにしても、流転の海の執筆が始まってから、かれこれ25年の歳月がたっています。この物語を最後まで読み終えることは僕の人生の目標のひとつにもなっていましたから、それはもう今回の花の回廊の発刊は楽しみにしていました。
ところが流転の海が第5部で完結するというのは僕の思い違いで、あとがきによると第6部の執筆があるとのこと。一体、宮本輝さんはどこまでこの物語を書き続けていくつもりなのでしょう。宮本輝さんが35歳のときに書き始めて現在60歳、5年に1冊のペースで発刊されていますから次回の流転の海・第6部の発刊は5年後の2012年頃ということが予想されます。
嬉しいような悲しいような、そして悔しいような・・・とても複雑な気持ちです。それでも花の回廊を読み終えて、またひとつ新しい目標が出来たことに気付いたとき、この物語に出会えて良かったと感謝している自分を見つけました。
2007年07月30日
ハッピーエンドのつくり方
先日のブログで紹介した本城式英会話校長の本城武則さん(通称ノリ)からいただいた本です。なんとノリのサイン入りなので、この世に二つとない貴重な一書となりました。
お客様の感動を設計する ハッピーエンドのつくり方
平野 秀典 著 ダイヤモンド社刊
短い本ですが、内容は濃いです。なかでも感動の方程式というのが興味深かったです。
期待 >> 実感 = 怒り
期待 > 実感 = 不満
期待 = 実感 = 満足
期待 < 実感 = 感動
期待 << 実感 = 感激
期待<<< 実感 = 感謝
期待よりも実感が大きく劣れば、お客様は怒る。
期待よりも実感が劣れば、お客様は不満を感じる。
期待と実感が同じであれば、お客様は満足する。
期待よりも実感が勝れば、お客様は感動する。
期待よりも実感が大きく勝れば、お客様は感激する。
期待よりも実感がはるかに勝れば、お客様は感謝する。
なるほど、そう言われればそうですね。怒り<不満<満足<感動<感激<感謝。これは覚えておいて損はありません。これからは顧客満足ではなく、最低でも顧客感動を得ないといけない時代だなと考えました。この本、あらゆる職業に就く人に参考になる本だと思います。おすすめします。
お客様の感動を設計する ハッピーエンドのつくり方
平野 秀典 著 ダイヤモンド社刊
短い本ですが、内容は濃いです。なかでも感動の方程式というのが興味深かったです。
期待 >> 実感 = 怒り
期待 > 実感 = 不満
期待 = 実感 = 満足
期待 < 実感 = 感動
期待 << 実感 = 感激
期待<<< 実感 = 感謝
期待よりも実感が大きく劣れば、お客様は怒る。
期待よりも実感が劣れば、お客様は不満を感じる。
期待と実感が同じであれば、お客様は満足する。
期待よりも実感が勝れば、お客様は感動する。
期待よりも実感が大きく勝れば、お客様は感激する。
期待よりも実感がはるかに勝れば、お客様は感謝する。
なるほど、そう言われればそうですね。怒り<不満<満足<感動<感激<感謝。これは覚えておいて損はありません。これからは顧客満足ではなく、最低でも顧客感動を得ないといけない時代だなと考えました。この本、あらゆる職業に就く人に参考になる本だと思います。おすすめします。
2007年07月28日
白夜行
最近、東野圭吾にはまってます。先日読み終えた『白夜行』は面白かったです。登場人物が次々と出てきて、点と点が線で結ばれていく、サスペンスならではの展開とどきどき感がいいですね。読んだ後にも推理が続く、印象に残る書き方です。
この、『白夜行』はTVでもドラマ化されていたみたいですね、僕は観ていませんがこの本を読んだ後だったら、観ていたかも知れません。
この、『白夜行』はTVでもドラマ化されていたみたいですね、僕は観ていませんがこの本を読んだ後だったら、観ていたかも知れません。
2007年07月08日
反転―闇社会の守護神と呼ばれて
元東京地検特捜部検事・弁護士の田中森一氏による自叙伝・書き下ろしノンフィクションです。
『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』
田中森一(たなかもりかず)著 発行所:幻冬舎
「いったい、私の半生は何だったのか。きらびやかな世界も、暗く絶望的な社会も人一倍見てきた。誰も知らないような経験もした。終戦間際、九州の片田舎に生まれた私は、戦後の日本の成長とともに生き、バブルという時代を経て、そのひずみや矛盾を目のあたりにしてきた。日本が抱え続けた宿あともいえる。それを書き残そうと思う」 (序章より一部抜粋)
法曹界に携わる人はまず読む本だと思いますが、そうでない人が読んでも、一気に読んでしまうような面白い本です。国家権力の構図、闇社会とのつながり・・・普段の生活の中では垣間見ることのない世界が良く分かりました。それは驚きを超越した領域で、近年まれにみるノンフィクションであることは間違いありません。今朝(7月8日)の日経新聞にも全5段の大々的な広告が掲載されていましたので、これはかなりのベストセラーになりそうです。週刊誌などでも大きな話題となるでしょう。
『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』
田中森一(たなかもりかず)著 発行所:幻冬舎
「いったい、私の半生は何だったのか。きらびやかな世界も、暗く絶望的な社会も人一倍見てきた。誰も知らないような経験もした。終戦間際、九州の片田舎に生まれた私は、戦後の日本の成長とともに生き、バブルという時代を経て、そのひずみや矛盾を目のあたりにしてきた。日本が抱え続けた宿あともいえる。それを書き残そうと思う」 (序章より一部抜粋)
法曹界に携わる人はまず読む本だと思いますが、そうでない人が読んでも、一気に読んでしまうような面白い本です。国家権力の構図、闇社会とのつながり・・・普段の生活の中では垣間見ることのない世界が良く分かりました。それは驚きを超越した領域で、近年まれにみるノンフィクションであることは間違いありません。今朝(7月8日)の日経新聞にも全5段の大々的な広告が掲載されていましたので、これはかなりのベストセラーになりそうです。週刊誌などでも大きな話題となるでしょう。
2007年07月05日
決断の基準
僕の机の上にいつもおいてある本があります。ときどき手にとって読んでいます。「決断の経営~松下幸之助」・・・これはPHP研究所から発刊されています。昭和54年2月に松下幸之助氏がまえがきを寄せていますので、初版は28年前にさかのぼります。その内容は時を経ても色あせることなく、むしろ現代の経営者に範を正せと語りかけているような気がします。その本の中で決断の基準ということに関し次のような一文が寄せられています。
「それでは、私の場合、どういう基準があるのかというと、これはいろいろな面があるから一概にはいえない。けれども一ついえることは、何が正しいか、ということである。すなわち、こうしたら自分の得になるとか、損だとかという利害で判断するのではない。つねになにが一番正しいかを考える。そして、その正しさを基準にするわけである」
まことに奥深い言葉です。利害、損得よりも正しさが優先するのだとの考え方です。法律さえ守れば何をしても良いというわけではありません。更に最近の報道事例では法令遵守(コンプアライアンス)を逸脱したケースも多く見受けられます。また利害、損得を最優先した結果、過去の人になった経営者を僕もたくさん知っています。
「つねになにが一番正しいかを考える」・・・肝に銘じておきたい言葉です。
「それでは、私の場合、どういう基準があるのかというと、これはいろいろな面があるから一概にはいえない。けれども一ついえることは、何が正しいか、ということである。すなわち、こうしたら自分の得になるとか、損だとかという利害で判断するのではない。つねになにが一番正しいかを考える。そして、その正しさを基準にするわけである」
まことに奥深い言葉です。利害、損得よりも正しさが優先するのだとの考え方です。法律さえ守れば何をしても良いというわけではありません。更に最近の報道事例では法令遵守(コンプアライアンス)を逸脱したケースも多く見受けられます。また利害、損得を最優先した結果、過去の人になった経営者を僕もたくさん知っています。
「つねになにが一番正しいかを考える」・・・肝に銘じておきたい言葉です。
2007年06月11日
わが心のホームコース
ゴルフをされない方でも、この本は楽しめます。古今東西のゴルフにまつわるエッセイ集です。約50編のエッセイはどれも面白く、ゴルフというスポーツの奥深さに触れることができます。
夏坂健 著 ゴルフダイジェスト新書
タイトルにもなっている「わが心のホームコース」というエッセイはベトナム戦争で捕虜となったジョージ・ホールさんのお話です。彼は6年3ヶ月の捕虜の収容期間中に希望を失わないために、毎日収容所の中で体を動かしながら18Hをイメージの中でラウンドをしたそうです。その日の天候を決め、実際にプレーしているかのようにアドレスし、素振りをし、パッティングではラインを読み、来る日も来る日のラウンドしたとのこと。「ゴルフのおかげで私は発狂することもなく帰還することができた」とも言っています。帰還してからの彼のゴルフは完璧に近いものだったというのも興味深い話です。
僕もゴルフが出来るようになるまでは、あと数ヶ月かかりそうです。「わが心のホームコース」を天気の良い日はラウンドしたいと思っています。
夏坂健 著 ゴルフダイジェスト新書
タイトルにもなっている「わが心のホームコース」というエッセイはベトナム戦争で捕虜となったジョージ・ホールさんのお話です。彼は6年3ヶ月の捕虜の収容期間中に希望を失わないために、毎日収容所の中で体を動かしながら18Hをイメージの中でラウンドをしたそうです。その日の天候を決め、実際にプレーしているかのようにアドレスし、素振りをし、パッティングではラインを読み、来る日も来る日のラウンドしたとのこと。「ゴルフのおかげで私は発狂することもなく帰還することができた」とも言っています。帰還してからの彼のゴルフは完璧に近いものだったというのも興味深い話です。
僕もゴルフが出来るようになるまでは、あと数ヶ月かかりそうです。「わが心のホームコース」を天気の良い日はラウンドしたいと思っています。
2007年06月04日
練習ぎらいはゴルフがうまい!
首を痛めてからクラブすら握っていませんので、当然ゴルフ練習などできるわけありませんが、そんな時、知人からもらったのがこの本です。
「練習ぎらいはゴルフがうまい!」
ゴルフダイジェスト新書 佐久間 馨 著
著者の佐久間さんは「ゴルフ科学研究所」を主宰するトップアマで現在ハンディキャップは+1とのことです。ほとんど練習せずにゴルフが上達する方法が書いてありますが、まだ実践では試せていません。スウィングのチェックポイントが3つとシンプルなところは参考になりそうです。
ボールは真っすぐに飛ばすのではなく曲げて飛ばすという発想は役にたちそうです。この本を熟読して体が良くなったら試してみたいと思います。急にスコアが良くなったら・・・期待しています。
「練習ぎらいはゴルフがうまい!」
ゴルフダイジェスト新書 佐久間 馨 著
著者の佐久間さんは「ゴルフ科学研究所」を主宰するトップアマで現在ハンディキャップは+1とのことです。ほとんど練習せずにゴルフが上達する方法が書いてありますが、まだ実践では試せていません。スウィングのチェックポイントが3つとシンプルなところは参考になりそうです。
ボールは真っすぐに飛ばすのではなく曲げて飛ばすという発想は役にたちそうです。この本を熟読して体が良くなったら試してみたいと思います。急にスコアが良くなったら・・・期待しています。
2007年05月07日
コトの本質
GW連休中に読んだ本です。著者の松井孝典(マツイタカフミ)先生は東京大学大学院教授であり著名な科学者です。「水惑星理論」に関する論文で世界的に注目を集めた科学者で、NHKで放映された番組「地球大紀行」では企画段階から参加して番組制作に関わっています。
講談社刊 松井孝典著
考えるということの大切さを再認識させてくれる本で、「考えるとは何か」を考えさせられました。それほど長い本ではなく口語体で読みやすいのですが、この本に書かれている内容を理解するのには少し時間がかかりそうです。理解はできないけれど分かったふりをするといった感じでしょうか。
考えるためには問題を発見する能力が必要なのだということも改めて分かりました。よく問題解決能力とういう言葉を聞きますが、問題発見能力にこれからウェイトをおいてみます。これはセンスの領域のようですがセンスを磨くのもまた大切かなと思いました。また「共同幻想」という視点も興味深い考え方です。今までと違う角度の視点が今後に何か役立つかも知れません。僕の内部システムに少し変化をもたらせてくれそうです。
講談社刊 松井孝典著
考えるということの大切さを再認識させてくれる本で、「考えるとは何か」を考えさせられました。それほど長い本ではなく口語体で読みやすいのですが、この本に書かれている内容を理解するのには少し時間がかかりそうです。理解はできないけれど分かったふりをするといった感じでしょうか。
考えるためには問題を発見する能力が必要なのだということも改めて分かりました。よく問題解決能力とういう言葉を聞きますが、問題発見能力にこれからウェイトをおいてみます。これはセンスの領域のようですがセンスを磨くのもまた大切かなと思いました。また「共同幻想」という視点も興味深い考え方です。今までと違う角度の視点が今後に何か役立つかも知れません。僕の内部システムに少し変化をもたらせてくれそうです。
2007年05月03日
新書斎のゴルフ(NO.16)
ゴルフというものは、奥深く難しいスポーツです。昨日までできたことが今日はできない、さっきまでナイスショットだったのに一打で崩れていく、ときには迷路のように迷ってしまうことがあります。こんなときは色々な本を読んでしまいます。
そして先日ふと書店で手にとった本が、「新書斎のゴルフ(NO.16)」です。この中の岡本綾子さんの話と倉本昌弘さんの話は大変参考になりそうです。特に倉本プロの「7割の力でフルショットを身につける」という話は納得しました。力任せに振るのがフルショットではないと、コントロールできる範囲の最大飛距離がフルショットなのだという考え方は今後のゴルフに役立ちそうです。
でも何故かコースに出てボールを見ると力任せのショットをしてしまうんですよね。よし次回ラウンドまでに7割のフルショットをマスター ・・・・・・できるわけありません(笑)。
そして先日ふと書店で手にとった本が、「新書斎のゴルフ(NO.16)」です。この中の岡本綾子さんの話と倉本昌弘さんの話は大変参考になりそうです。特に倉本プロの「7割の力でフルショットを身につける」という話は納得しました。力任せに振るのがフルショットではないと、コントロールできる範囲の最大飛距離がフルショットなのだという考え方は今後のゴルフに役立ちそうです。
でも何故かコースに出てボールを見ると力任せのショットをしてしまうんですよね。よし次回ラウンドまでに7割のフルショットをマスター ・・・・・・できるわけありません(笑)。
2007年03月23日
城山三郎氏死去
本日、日本経済新聞一面で作家の城山三郎氏が死去したのを知りました。若いころ城山氏の作品を読んで、仕事に取り組む男の姿に感動したのを覚えています。経済小説・伝記小説の分野を切り開いた作家として知られ、「落日燃ゆ」「毎日が日曜日」「勇者は語らず」「男子の本懐」などから、男の生き方、世の中の仕組み、正義とは何かなど多くの事を勉強させていただきました。
書棚にある城山三郎氏の作品を見ると、若いころの自分がオーバーラップしてきて懐かしく感じた次第です。氏のご冥福をお祈りいたします。
書棚にある城山三郎氏の作品を見ると、若いころの自分がオーバーラップしてきて懐かしく感じた次第です。氏のご冥福をお祈りいたします。
2007年02月27日
半導体ベンチャー列伝
東洋経済新報社より書籍が送られてきました。その名も「半導体ベンチャー列伝」。日本の半導体産業で活躍するベンチャー企業の経営者を取り上げています。登場企業数は31社。嬉しい事に、そうそうたる企業の中に当社も取り上げられ掲載されました。
泉谷 渉(半導体産業新聞編集長)、津村 明弘(半導体産業新聞副編集長) 共著
東洋経済新報社 発行
今まで、新聞や雑誌で活字になった事は多々ありますが、単行本に掲載されるのはこれが初めてです。何やら面映い気もします。それでもちょうど社名も変わり、社長から会長になる節目の時、とても良い記念となりました。既に書店の店頭に並んでいるそうです。半導体産業新聞の泉谷編集長、素晴らしい記事を書いていただきありがとうございました。
泉谷 渉(半導体産業新聞編集長)、津村 明弘(半導体産業新聞副編集長) 共著
東洋経済新報社 発行
今まで、新聞や雑誌で活字になった事は多々ありますが、単行本に掲載されるのはこれが初めてです。何やら面映い気もします。それでもちょうど社名も変わり、社長から会長になる節目の時、とても良い記念となりました。既に書店の店頭に並んでいるそうです。半導体産業新聞の泉谷編集長、素晴らしい記事を書いていただきありがとうございました。
2007年02月19日
お話、聞きます
週に2~3度、天神の書店にふらっと立ち寄って面白そうな本を見つけるのも僕の趣味のひとつです。タイトルが気になって先週買ってしまいました。
「お話、聞きます」 枚方バンダム 著 発行所 徳間書店
約3年前に出版された本で、当時新聞やTVで話題になったようです。東京の路上(渋谷、原宿、新橋、横浜・・・)で無料で人の話を聞くという、面白いことをした人の話です。
「事実は小説より奇なり」・・・この本を読んでふと思い浮かんだ言葉です。世の中には色んな人が生きていて、色んな悩みを抱えている人がいて、誰にも話せない悩みを持っている人がこんなにもたくさんいるのだろうかと驚きました。
悩みの大半は恋愛、それと家庭問題。ドメステッィクバイオレンス(家庭内暴力)の悲惨さも改めて知りました。僕にも悩みはありますが、この本を読むと自分の悩みなど、ちっぽけなものだなと頷いてしまいます。
著者の枚方バンダムさんは今でも路上で、「お話、聞きます」 を続けながら東京の中目黒でBARのマスターをしているみたいです。次回東京に行ったときにBARに立ち寄ってみたいと思っています。僕も将来、時間が出来たら「お話、聞きます」 をやってみたいなと考えました。でも僕の場合、すぐ熱く語ってしまうので枚方バンダムさんのようにはなれないでしょう。
「お話、聞きます」 枚方バンダム 著 発行所 徳間書店
約3年前に出版された本で、当時新聞やTVで話題になったようです。東京の路上(渋谷、原宿、新橋、横浜・・・)で無料で人の話を聞くという、面白いことをした人の話です。
「事実は小説より奇なり」・・・この本を読んでふと思い浮かんだ言葉です。世の中には色んな人が生きていて、色んな悩みを抱えている人がいて、誰にも話せない悩みを持っている人がこんなにもたくさんいるのだろうかと驚きました。
悩みの大半は恋愛、それと家庭問題。ドメステッィクバイオレンス(家庭内暴力)の悲惨さも改めて知りました。僕にも悩みはありますが、この本を読むと自分の悩みなど、ちっぽけなものだなと頷いてしまいます。
著者の枚方バンダムさんは今でも路上で、「お話、聞きます」 を続けながら東京の中目黒でBARのマスターをしているみたいです。次回東京に行ったときにBARに立ち寄ってみたいと思っています。僕も将来、時間が出来たら「お話、聞きます」 をやってみたいなと考えました。でも僕の場合、すぐ熱く語ってしまうので枚方バンダムさんのようにはなれないでしょう。