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2007年10月11日

大学発VB経営厳しく

昨日(10月10日)の記事になるのですが、日本経済新聞に 『大学発ベンチャー経営厳しく』 の記事が掲載されていました。大学発ベンチャーは2001年以降、1500社を超えたが社員や営業ノウハウの不足から事業を採算に乗せられない姿が浮き彫りになったとの報道です。

ベンチャービジネスを経営という観点で軌道に乗せるのは至極困難が伴います。新しい技術を製品化し、世に送り出す過程では必ず営業という行為が伴います。いい物=売れる、の図式はベンチャービジネスでは当てはまらないことが多いのです。

特に大学発ベンチャーであればプロダクトアウト型の技術なり製品・サービスが多いことは想像に難くありませんから尚更だなと思います。経営を軌道に乗せる上で大切な要素は、コアとなる製品・サービスの周辺に営業体制・社内管理体制の構築という、いわゆる組織作り・人材育成が重要となってきます。その過程でクレジットが生まれ、そのクレジットを増幅させていくことが大切となります。クレジットがないといい物でもなかなか売れないものです。

また記事中には大学発ベンチャーの課題として、「社員確保」「販路確保が難しい」 とありました。この二つの課題は大学発ベンチャーに限らず、すべての企業で共通の課題です。つまるところ経営力といいますか、そこら辺りを乗り越えた大学発ベンチャーが大きく羽ばたいていくのだと思います。

九州にも数多くの大学発ベンチャーが誕生しています。頑張ってほしいです。  


Posted by 植木 一夫 at 07:59Comments(0)ベンチャー応援