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2011年02月21日

特集記事

日曜日(2月20日付)の日経新聞の特集記事、「ニッポンこの20年 長期停滞から何を学ぶ」で麻生渡福岡県知事のインタビューが掲載されていた。僕にとってはとても興味深い内容だったので何度も何度も熟読させていただいた。読まれた方も多いと思う。


-政府は多極分散型国土を目指したが、地方は衰退した。(これは記者の問いです)

知事  「地方に分散させたのが製造業中心だったからですよ。経済の国際化のなかで、常に空洞化にさらせれてきた産業を地方に移した。1990年代には既に知的産業の時代に入っていた。地方でも情報処理や頭脳集積が必要な知的産業を興さなければいけなかった。知的産業の拠点は田舎ではなく都市です。政府は地方の中核的な都市で知的産業を集中的に育成するという意思を欠いていた」

なるほどと思った、インタビューはこの後も続くので読まれていない方には是非とも日経新聞(2月20日付、9面)のご一読をお勧めしたい。「地方の中核都市で知的産業を集中的に育成する意思」というくだりに強い関心をもった。そういえば数年前まで活発な議論が繰り返されてきた道州制という言葉を最近聞かなくなった。道州制が導入されれば強い地方の中核都市が出来上がるのではないかと、ひそかに期待を寄せていた時期も僕の中にあった。

この特集記事でも道州制の導入について言及しているが、もう一度活発な議論が再開されることを願う。新しいシステムを導入する以外に現在の閉塞感を打ち破る術はないような気がしている。

  


Posted by 植木 一夫 at 12:05Comments(0)ひとりごと雑談