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2013年03月13日

シェールガス革命で世界は激変する

長年、お世話になっている産業タイムス社の泉谷社長からサイン入りの本をいただいた。



泉谷さんありがとうございます。しかもなんと僕の尊敬する長谷川慶太郎さんとの共著ではないか!当然、一気に読ませていただいた。

この本はたくさんの人に読んでほしい、そう思った。まさに未来への希望であふれている。既に米国ではシェールガスの産業界での利用が始まっているが、近い将来、必ず日本での利用が始まるだろう。そうなれば日本のエネルギー事情もがらりと変わってくる。なんといっても1キロワットあたり6円という低コストで発電できるのだから。ちなみに石油を使った火力発電で10円、太陽光発電の現在の買い取り価格の42円(来年度は少し下がるらしいが)と比較して話にならない低コストなのである。

更にシェールガスは二酸化炭素の発生量も低く環境にも優しい。いいことづくめだ。僕は自然エネルギーを否定するするつもりはないけれど効率が悪すぎる。現在、全国のあちらこちらでメガソーラーが建設されているがそのブームも早晩終わるかも知れない。260箇所のメガソーラーの候補地があるらしいが、そこで賄える電力は僅か39万世帯分、これでは話にならない。日本全体4400万世帯の中の1%にも満たない。

シェールガスが普及すれば世の中がらりと変わる。既に米国の製造業は中国から引き揚げて本国回帰が始まっているようだ。日本もそうなることを期待したい。また中東などの産油国の情勢も大きく変化するだろうし、原子力発電も将来不要になる可能性が高い。シェールガスを使った火力発電で十分カバーできる。今後、株式市場でもシェールガス関係銘柄が注目されるに違いない。

まさにシェールガス革命だ。その革命を支えている技術には日本のガスタービンをはじめ数多くの技術が使われている。素晴らしい。石油社会からガス社会への転換、パラダイムシフトだ。



  


Posted by 植木 一夫 at 14:21Comments(0)おすすめの本