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2013年07月07日

アメリカは日本経済の復活を知っている

イェール大学名誉教授、浜田宏一氏の著書である。最近この手の本を読むのが楽しい。現在行われている大胆な金融緩和、アベノミクスを支持する書物でもある。

僕は円高というのは日本の通貨の信用度が高くなって良いことだと思っていたが、さすがにここ数年の1ドル80円近辺の超円高は異常と考えていた。円高不況が産業の空洞化を招き、雇用とりわけ製造業の地方雇用を奪っている実情にこのままで日本は本当に大丈夫なのだろうかと不安に思っていた。円高の原因が日銀の金融政策にあると論破するこの本に対して異論を唱える方もかなりいるだろう。しかしながらここ数か月の為替の動向を見ていると明らかに円安になっている。金融政策が効いている証拠ではないだろうか。

通貨というのは高すぎても安すぎてもいけないと僕は考えている。適正なレートが必要だと思う。超円高で倒産した企業、失われた雇用はあまりにも多いのではないだろうか。また経済苦を理由にした自殺も後を絶たないし、生活保護世帯も増え続けている。円高デフレ不況による悪循環から早期の脱却が必要だ。そのためのアベノミクス、それが正しかったかどうかの判断はここしばらくの経済指標を見る必要があるが個人的には大いに期待している。

若者が夢と希望を抱く社会へと変わってほしい。そして新しいことにチャレンジする人たち、中でも起業を志す人たちが数多く出てきてほしい。僕も大したことはできないけれど起業家支援という新たな分野にチャレンジしていくつもりだ。

  


Posted by 植木 一夫 at 14:54Comments(0)おすすめの本