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2014年01月31日

アイデア

起業する動機のひとつに良いアイデアが思い浮かんだというのがままある。また起業した後もアイデアを事業化していくことは多い。僕のところにも月に数件程度の事業アイデアが持ち込まれる。

なるほどと思うものや、へぇーと思うもの。内容は様々だ。僕はアイデアそのものを否定することはない。むしろ突拍子もないアイデアの方が当たる場合がある。例えばソニーが出したウォークマン、昔は音楽を外で持ち運びながら聞く生活スタイルはなかったがウォークマンの登場でイヤホンで音楽を聴くのは今や当たり前の時代だ。技術がライフスタイルを変えていく。そのウォークマンも開発段階では社内で議論があったと聞いたことがある。生活を変えるような新しいアイデアはなかなか人は理解できないものだ。

アイデア・・・僕は「思いつき」だと解釈している。ふと「思いつく」アイデアは多い。しかし良く考えてみると人間の頭は似たような思考をするので自分が「思いついた」アイデアも実は他の人が考えついている場合が多い。何か「思いついた」ときにそのような商品やサービスが身の周りにないとき僕はまず次のことを調査する。

①既に他の人がそのサービス(商品)をやっているが、うまく行かないので広く認知されていない。
②過去に誰かがやったがうまく行かなかった。
③アイデア(商品)は良いのだけど実現性に乏しい。

この3つをまず疑って、それでも行けそうなら詳細の事業計画に落とし込んでいく。このときはなるべくひとりではなく複数でディスカッションしながら練り上げていけば、更に計画は洗練されたものとなるだろう。事業は拡大するときに罠(トラップ)が待っている。資金を投入し、新規事業(起業)を展開したときにうまく行かなくなると罠にはまる。アイデアは「思いつき」なのだと考え、事業化までの決断を慎重にかつ時間をかけずに行うことが大切だと思っている。そして重要なものをもうひとつ、それは”勘”だ、経営者の”勘”が最後にものを言う。  


Posted by 植木 一夫 at 16:57Comments(0)ベンチャー応援