2008年11月21日

大学は出たけれど

今朝は早起きをして米国株式市場をインターネットで見ていた。ダウ工業平均指数、ナスダック総合指数とも約5%の大幅な下落を記録した。CME日経平均先物指数も一時7200円台となった。こちらもかなりの下落となっている。

さてブログタイトルの 『大学は出たけれど』(だいがくはでたけれど)は1929年に公開された日本映画である。昭和初期の不況期に大学卒業者の就職率が約30%という時代をテーマにしたサイレント映画らしいが僕は見たことがない。1929年といえば世界恐慌の年である。今から約80年前の世界恐慌を経験した人は少ないはずだ。

いくらなんでも大学卒業者の就職率が約30%というのは大変な時代だが、これは過去にあった事実である。そして1929年の世界恐慌も過去にあった事実である。現在世界を襲っている不況の感じ方は米国と日本ではまだかなりの温度差があるようだ。そう僕の頭の中もまだパラダイムシフトをしきれていない。

台風が発生したからといってこちらには来ないだろうと考えてはいけない。明日上陸するかも知れないと考えた方が賢明だ。これから実体経済へと上陸するであろう不況という名の台風は過去最大級の可能性が高いと僕は見ている。ただ台風もいつまでは続かない、その後にはきっと素晴らしい未来が来るはずだと信じたい。


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Posted by 植木 一夫 at 07:03│Comments(0)ひとりごと雑談
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