2006年07月31日

収益モデル

本日のブログで少し触れた収益モデルに関して少しお話したいと思います。

技術をお金に換える仕組み、収益モデルはベンチャー企業にとって、とても大切です。
どんなに製品やサービスが優れていても、収益モデルが貧弱であればビジネスはうまく行きません。

ベンチャービジネスと言っても最後は商売にたどり着きます。
僕は、むしろベンチャービジネスだからこそ、”商売魂” が大切だと思ってます。

収益モデルには色々なパターンがあります。
価格を下げてたくさん売る、価格は下げずに確実に収益を確保する、またサービスそのものは無料
にして、広告収入などで収益を得る、などなど。

僕が思うに収益モデルに正解はありません。
収益モデルは変化に対応して変更を加えていく必要があります。
市場は刻々と変化しているわけですから、市場に合わせて収益モデルに変更を加えないと競争力
のある製品・サービスには育ちません。
製品やサービスの開発以上に、この収益モデルの開発には力を入れなければなりません。

ところがベンチャー企業は新しい製品・サービスを開発するのは得意なのですが、収益モデルの
開発に不得手な企業が多いようです。いつまでたっても赤字で増資を繰り返して、資本金で
資金をまわしていくのも限界があります。


製品・サービス開発と収益モデル開発はセットです。
収益モデルが構築できないビジネスはどこかに欠陥がある場合が多い、その場合は製品・
サービスの開発そのものの中止を含めて、見直す必要があると僕は思っています。


同じカテゴリー(ひとりごと雑談)の記事画像
2013年 新春おすすめの本
アメリカ合衆国の人口
KLとMM2H
電機産業 興亡の岐路
あおぞら
さばの缶詰
同じカテゴリー(ひとりごと雑談)の記事
 企業の生存確率 (2015-02-13 14:31)
 東京に行かなかった年 (2014-12-17 11:21)
 読書のすすめ② (2013-07-19 06:52)
 読書のすすめ (2013-07-18 12:45)
 IT革命と雇用 (2013-07-05 15:58)
 Why Malaysia? (2013-07-02 07:54)

Posted by 植木 一夫 at 12:10 │ひとりごと雑談
この記事へのトラックバック
福岡は商売っ気が少ないようですね。ギスギスしていないという方が適しているのかな。
サービス精神はあるが、商売っ気が薄い福岡の飲食店【福岡あるある情報銀行】at 2007年02月22日 06:49