2013年06月07日

移民と外国人労働者受け入れ問題

実に2か月ぶりの投稿となってしまった。もしかしてまだ僕のブログ読者がいるとしたら申し訳ない。

今日のテーマは日本における移民、外国人労働者受け入れ問題である。今後、日本が移民、外国人労働者を受け入れるかどうかを真剣に議論しなければいけない時期が来ていると思う。米国の好調な経済を支えているのは毎年増え続けている人口増加だ。年間300万人くらい増えている。米国に移住したいと思っている人は世界中にいる、というか元々米国は移民の国なのだ。移民を受け入れて急速な成長を遂げてきた国なのだ。そう自由の国なのだ。

さて日本はどうかというと今後、少子化で人口減少は避けられそうにない。加えて団塊の世代が年金を受け取る時期にきている。財政が逼迫するのは自明の理と思う。明治維新で日本は鎖国を解放し、急速な発展を遂げたが、今は歴史的な転換点に来ている。そう明治維新以来増え続けた人口がついに減少に転じたのだ。

海外諸国では移民、外国人労働者とうまく共存、共栄している国を見かける。例えばASEAN諸国内ではシンガポールやマレーシアがそうだ。ホテルやコンドミニアムの警備はほとんど海外からきた労働者だし、清掃してくれる人、レストランのウエィターやウェイトス、タクシーの運転手、ゴルフ場のキャディなどにも多く見かける。清掃してくれる人、ゴルフ場のキャディに至ってはほとんどがそうと言っても過言ではない。

更にマレーシアにおいてはある一定以上の条件でマレーシアでお金を落としてくれる人に対してMalaysia My 2nd Homeというプログラムで海外からの移住者増加に力を注いでいる。これが国内不動産市況を活発にし、国全体が潤っている。素晴らしいプログラムだ。ちなみにマレーシアの経済成長は7%を超え、失業率は3%台、大卒者の就職内定率はほぼ100%に近い。

シンガポールやマレーシアでは二重社会が構成されいる。安い賃金でも暮らしていける社会インフラが整っているのだ。ASEAN諸国の新興国の労働者から見るとシンガポールやマレーシアは働く場所として憧れの地なのである。同じ労働をしても自国の3倍~5倍の所得を得られる、しかもLCCで2時間くらいで行けるところにある国なのだ。例えば日本から韓国へ出稼ぎにいくと給料3倍になりますよと言われたらどうだろうか。行きたい人が多いはずだ。そうして得られた出稼ぎ労働者の所得は新興国の発展につながっていくのは間違いない。それは国際貢献につながるのではないだろうか。

日本はある時期を除いて移民、外国人労働者を解放していない。厳しい制限を課してきた。特に単純労働を制限している。僕はまず農業分野と介護分野を解放すべきだと考えている。そうする事によって生活コストを下げ、いわゆる可処分所得を増加することができる。給与が増えても生活コストが増えれば意味がない。大切なのは可処分所得、生活に必要な住居費、光熱費、通信費、食費などを引いて自由に使えるお金がいくらあるかが大事なのだ。女性の社会進出も更に活発になるだろう。介護のために働きたくても働けない女性は多いのではないだろうか。シンガポールでは家事はメイドさんに任せ、主婦が働くことにより豊かな生活をしている家庭が多い。主婦が得られる所得とメイドさんへの支払給与の開きは3倍くらいあるみたいだ。

勿論、外国人労働者を受け入れるリスクもあるだろう。不法労働、犯罪が増加するのではないかという懸念材料もある。しかしそこで新たな社会秩序を産み出すことが出来なければ、この国の発展には限界があるのではないかと思う。今、もっとも議論するべき課題は人口問題、とりわけ移民、外国人労働者の受け入れ問題ではないかと考えている。今こそ国民的議論を高めるべき時期に来ているのではないだろうか。

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