意外に復興は早い?

植木 一夫

2016年04月20日 17:52

今回の熊本地震、余震さえ治まれば意外と復興は早いとみている。最大のポイントはライフライン、とりわけ水が重要で電気の復旧がまず一番早いと思われる、おそらく県外からも多くの専門家が派遣されているはずだが、とにかく水の復旧だ。電気が通って家のトイレがつかえるようになれば自宅で生活できるようになる。余震はあと2週間もすれば治まってくるだろうから連休明けくらいには本格的な復興がスタートできる。

そうすればかなり多くの人が日常を取り戻せる。自宅から通勤できるし、ガスはなくても何とか生活できる。しかし水がないと大変だ。トイレが使えないのが一番大変、ここは全国の自治体から工事のプロを総動員してもらい早期復旧を急いでもらいたい。

今回は地震の規模のわりに死傷者が少ないのは幸いだった。阪神・淡路大震災の死者数は約6,400名、東日本大震災の死者数は約15,700名、今回の熊本地震では現時点(4月20日)で約50名、お亡くなりになった方には大変お気の毒だが、死者数が少ないのは不幸中の幸いだった。阪神・淡路大震災のような大火災もなく、東日本大震災のような津波も起きなかった、この死者数の少なさは奇跡に近い。

僕も熊本に投資先が3社(熊本市、玉名市、南阿蘇村)あるので、復興が始まれば忙しくなりそうだ。これからはオール九州で全国の皆様の支援を受けながら復興作業が進む。新しくなる熊本城の桜をいつか見てみたい。

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