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2011年01月04日

原点

会社経営を始めて今年で早や16回目の正月を迎えた。サラリーマン時代、正月というのは当たり前に来るものと思っていたが会社経営をしてからはそうではないと気がつく。特に創業してから5年間くらいは必死に資金繰りをしながらの日々だったので月末、とりわけ年末を無事に乗り越えられたときの喜びは格別であった。

毎年、年始には16年前の正月のことが頭をよぎる。あの創業した翌年の正月が人生の中で一番嬉しかった正月のように思う。それだけ年末は苦しかったということになる。それこそ年末の資金繰りは日単位というよりは時間単位に資金を管理して乗り切った。「期限の利益の喪失」だけは起こしてはいけないと、信用が大事なのだと、大阪の街を走り回っていた。

それは自分の中では原点というか、それに近い形で大切な記憶の箱にしまっている。何かあったらその箱を空け、原点に戻って自分を確認する作業を行うことにしている。預金通帳を握り締めて年末最終営業日の銀行窓口に並んだ日のことを忘れてはいけない。

いよいよ明日から仕事始めである。そしてまた新たなチャレンジを始めたいと思う。
  


Posted by 植木 一夫 at 07:17Comments(2)ひとりごと雑談