2006年07月07日
大地の子
山崎 豊子 著
文藝春秋 刊
「大地の子」はテレビでも放映されましたので、たくさんの方がご存知のはずです。
テレビを見たことも、本を読んだこともない人でもタイトルを知っている人は多いと思います。
中国残留孤児をテーマにした本で、僕もこの本を最初に読んだときは涙が溢れて止まり
ませんでした。
戦争・・・遠い昔のことではあるけれども、決して忘れてはならない出来事です。
ところで「大地の子」が発刊された当時の1991年に今の中国の大発展を予測した人が
果たして何人いるでしょうか。特に2001年中国がWTOに加盟した後の発展には目を
見張るものがあります。
福岡は中国と距離的にも近くその昔、元寇が攻めてきた地でもあり、昔から中国とは縁の深い
地域です。
中国との関係が今後とも良好な関係を維持し、お互い信頼する立場を築きあげることを
僕は望んでいます。
当社は昨年、中国の留学生の方をひとり採用しました。明年もひとり、優秀な中国の留学生の
方に入社していただく予定です。
過去を変えることは出来ないけれど、過去を生かし未来を開拓することが出来る
と信じている人間として身近なところから外交をしていきたいと思っています。
みなさんもご存知の地行浜にある中国領事館。
緑色の屋根の立派な建物で、僕はこの建物を見るたびに、福岡が中国を大切にしている
証(あかし)ではなかろうかと思い嬉しくなります。
県外の方が福岡に初めてお見えになられたときの観光コースには、必ずこの中国領事館を
入れます。
Posted by 植木 一夫 at 06:29
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大地の子 (山崎豊子) 文芸春秋 ¥610 [第1巻〜第4巻]
★★★★☆
中国残留孤児の物語です。また、文化大革命の時代の中国の雰囲気が想像できる作品です。一気に読んでしまいました...
大地の子 (山崎豊子)【厳選書評ブログ】at 2006年09月02日 21:53