2006年09月22日

ひとりあたりGDP

GDP (Gross Domestic Product)、国内総生産。一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額。経済を総合的に把握する統計である国民経済計算の中の一指標で、GDPの伸び率が経済成長率に値すると言われています。

ひとりあたりGDP

1990年、日本のひとりあたりGDPは主要国の中で断然トップの位置にいました。ひとりあたりGDPとはGDPを人口で割ったものです。90年代アメリカとノルウェーなどに抜かれ、2003年統計(総務省)では次のようになっています。

日本       3万3727ドル
アメリカ      3万7424ドル
アイスランド   3万6252ドル
アイルランド   3万8416ドル
スウェーデン  3万3965ドル
デンマーク    3万9599ドル
ノルウェー    4万8754ドル
ルクセンブルク 5万8440ドル

日本のひとりあたりGDPは上記諸外国と比べると伸び率も低く、今後相対的に低下の傾向にあります。GDPではアメリカについで世界2位ですが、ひとりあたりGDPでは既に日本を上回る国がたくさん出てきています。単純に考えれば、ひとりあたりGDPが相対的に低下しているということは、ひとりあたりが生み出す付加価値が相対的に低下しているということです。失われた10年というのがこの経済指標を見ても分かります。

ベンチャー企業のミッションのひとつに付加価値の創出というのがあげられると思います。もちろんどの企業も付加価値を上げるため努力をしているわけですが、とりわけベンチャー企業への期待は大きい。
ベンチャー企業であるからこそ、新しい付加価値のあるビジネスに積極果敢にチャレンジしていく事が大切だと思っています。

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Posted by 植木 一夫 at 09:07│Comments(0)ひとりごと雑談
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